年末のご挨拶

こんにちは、寒さが本格化してきてしまいましたね(笑)。
今月は一年を締めくくる月ということで、2021年を振り返っていきます。
東京五輪が1年延期になったことで今年はオリンピックイヤーとなりましたね。 
選手の方々の"日本を代表する意気込み"をひしひしと感じながら活躍ぶりに感動しました。 
また、今年も引き続きコロナの影響が大きな年でした。
全年代でワクチン接種が進んでいるとは言え、マスク無しの生活に戻れるのかどうか...。
どちらにしても、コロナによって家での暮らし方は大きく変わりました。
どう変わったかというと、玄関の近くに洗面所を作る方や上着や鞄を収納できる広めのシューズクロークを作る方が増えたこと。
ウイルスを室内に持ち込みたくないという意識の現れですね。
これもコロナが落ち着いた後も続くのかどうか...ですが、続けるメリットもありそうです。
例えば、玄関の近くに洗面所があることで手を洗わないと生活スペースに入れない意識が働いて、お子さんが手洗いやうがいをする習慣が身につきそうです。
また、シューズクロークについても効果はウイルスだけではなく花粉にもあります。
花粉症に悩む親御さんも増えているようですからメリットはありそうです。
上着や鞄があちこちに置きっぱなしになることも減るかもしれませんね。
人との接触を避けるために人気になっている宅配ボックスも、ネットショッピングの受け取りだけではなく、お子さんが一人で留守番しているときの防犯対策にも打って付けです。
年末にご家族で要望を話し合ってみると良いかもしれませんね。それでは!  よいお年をお迎えください。
代表取締役 山内 直

知っておこう!お家を手にするまでのスケジュール

家づくりは計画をスタートしてからお引渡しというゴールに行くまでに思った以上に時間がかかるものです。 

スケジュールを十分に把握していないと、希望していた時期に入居できない、間に合わせるために納得のいかないプランのまま進めてしまうなど、様々な問題を引き起こします。

計画から引き渡しまで、何をしなければならないのか、それぞれにどれくらいの期間が掛かるのかを事前に把握しておきましょう。

計画から契約まで

《資金計画》
まず、最初に行うべきことは資金計画です。家づくりは非常に大きな買い物なので、十分に計画を練りましょう。

いくらまでなら無理なく返済できるのかだけでなく、建てるべきタイミングや頭金の額などもシミュレーションして、最も適した計画を立てる必要がありますが、独学では限界があるので、住宅会社かファイナンシャルプランナーなどに依頼すると良いでしょう。

《住宅会社選び》
雑誌やネット、内覧会などからいくつかの住宅会社を選定し、絞っていきます。

単純にブランドや価格だけでなく、デザイン、実績、人柄、アフターなど様々な要素から決めることが重要です。

《土地探し》
土地をお持ちでない方が最初に遭遇する関門です。

希望している土地が見つからず、また見つかったとしても高くて予算オーバーになってしまい、数カ月が過ぎてしまうということがよくあります。

土地は住宅会社の協力のもと、進めていくとよいでしょう。

《プラン・見積り》
住宅会社からプランと見積りの提案を受けます。
住宅会社によって異なりますが、ラフプランと簡易見積りから始まり、詳細プランや見積もりは設計契約といった仮契約を通した上で提出することが一般的です。

《地盤調査》
建築地の地質調査をして、地盤がどれくらいの強さなのかを測ります。

本契約・住宅ローン申込み内容を十分に確認した上で、本契約の締結と住宅ローンの申し込みを行います。

【契約から引き渡しまで】

《建築確認申請》
契約を締結したら、すぐに工事が始まるわけではありません。

本契約した内容の通りに家を建ててよいのかどうかを審査機関に届け審査します。

問題がなければ『建築確認済証』という証書が発行され、公に認められたことになります。

通常は1~2週間程度で済みますが、過去の違法建築によるトラブルなどの原因もあり、以前に比べると審査が厳しくなっており、1ヶ月近く掛かるケースもあります。

余裕をもって計画を立てましょう。

《地盤改良》
まず、土地によっては地盤改良をしなければ家を建てることができないケースがあります。

これは地盤調査の際に、改良が必要か必要でないかは分かりますが、必要となった場合、改良費用として100万円前後の金額が掛かります。

必ず事前に把握して資金計画に盛り込みましょう。

《地鎮祭》
工事の安全を祈願して行う昔からの習慣です。

必ずしも行わなければならないわけではなく、近年では地鎮祭を行わない人も増えてきています。

しかし、一生に一度の家づくりです。生涯にわたって安心して住み続けられるように、そして良い思い出として残るように地鎮祭を行うことをお勧めします。

地鎮祭では、神主さんに支払う費用が必要となります。

《着工》
いよいよ工事が始まります。

最初は基礎工事から始まり、家を支える重要な個所が作られます。

《上棟》
家の主要な構造体を組み立てていき、棟木を上げる作業や儀式を行います。

これによってようやく家の形を成すことになります。

住宅会社によりますが、一般的には上棟式という儀式を行います。

《完成》
家が完成し、まもなく引き渡しとなります。

家が完成してから引き渡しまでの間に、家の出来具合をチェックしましょう。

まだ最終的な金額を支払っていない段階なので、多少の手直しなら可能となります。

《引き渡し》
おめでとうございます。

新居の鍵を受け取り、正式に家が依頼主のものになります。

《アフターメンテナンス》
家は、一度住み始めると様々な不具合が出てきてしまう可能性があるものです。

例えばクロスがよじれたり、建具の立て付けが悪くなったり、もしくは乾燥によって木材が反ってしまったり...。

これらは必ずしも施工が原因というわけではありません。

慌てず落ち着いて、まずは依頼した住宅会社に相談しましょう。

皆様のお家づくりにお役に立てれば幸いでございます。

それでは、

HUCK BASEオーナー様募集

☆★お知らせ★☆
ご協力してくださるオーナー様を募集しています!



完成~ご入居までの期間をOPEN HOUSEとしてご協力してくださるオーナー様を募集しています。

「HUCK」を福井でより多くの人に知っていただくため、ご入居前の2ヶ月間オープンハウスとして
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目先のことだけではダメです

家づくりを考える際、多くの方が新しい家で生活をはじめた直後のことや、子供の成長に伴う数年後の各部屋の使い方などを想像されて間取りを考えることと思います。

もちろん目先の生活を考えることも必要です。

しかし、いずれお子様が別の場所に住まわれる可能性や、老後の夫婦だけになった際の生活のことを同時に考えておかないといけません。

子育て期間をより楽に、より楽しみながら過ごしたいという住宅購入の動機においては非常に大きな要素ではありますが、期間は非常に短いものです。

子供がまだ小さい子育て期間、子供が自立して部屋が必要となる期間、そして夫婦だけの期間、いずれも重要な時期ではありますが、そのうちで最も長いのは夫婦だけの期間となるご家族が多いことでしょう。

子供が出られて夫婦だけとなった直後は、大きな問題はありません。

しかし、年を取らない人はいません。誰もが必ずいずれは年を取り、徐々に体力も落ちてきます。

老後のことを考えずに家づくりをしてしまうと、最も長い期間を不都合を感じながら生活しなければなりません。

例えば、収納の多くを2階に配置している家であれば、1日のうちに何度も2階を往復することになります。

足腰が弱くなってしまうと、それだけで大変な負担となります。

2階のベランダに洗濯物を干す間取りとなっている場合も同様です。

重い洗濯物を持って階段を上がっていくことは、負担と同時に危険も伴います。

両手がふさがっている状態で、また足元も見えづらい状況で、もし足を踏み外しでもしたら・・・考えるだけで恐ろしいことになります。

また、多くの家が2階に子供部屋を配置していますが、大抵の場合、老後はたまにしか足を踏み入れない物置になります。

子供部屋を必要以上に作りすぎてしまうと全く使わない部屋ができてしまうことになります。

全く使わなくても、たまには掃除も必要となるし、元々その部屋を作るのにも大きなお金が掛かっているわけですから、非常にもったいないことになってしまいます。

足腰が弱ってしまい2階に行き来するのが難しくなってくると、1階のスペースを増やすために増築をされる方も少なくありません。

せっかくお金を掛けて部屋を作ったのに、その部屋は使わずに、またお金を掛けて別の部屋を作る・・・

老後のことを考えておかないとこんな無駄な出費が増えることにも繋がりかねません。

家づくりの際には老後のこともしっかりと考え、1階に生活の比重を置いた家にすることで、極力お金や労力の無駄を省くことが必要です。

それでは、

家族を守るべき防犯のお話

住宅を購入する際には、どの土地にするのか、いくらくらいまでなら無理なく支払えるのか、どんな間取りにしよう・・・など考えることがたくさんあり、ワクワクする反面、どうして良いか分からずに悩むことも多くあることでしょう。

それは仕方のないことかもしれません。

一度決めてしまってからは、後に引き返せないものばかりだからです。

慎重に考えながら進めていく必要があるでしょう。

特に資金計画に関しては、多くの方が強く意識しています。

資金計画を疎かにしてしまうと、住宅を購入した後に日々の生活が苦しくなり、支払いが出来ずに家を手放してしまう事もあります。

しかし、資金計画と同様、もしくはそれ以上にしっかりと考えていただきたいことがあります。

それは、防犯のことです。

警視庁の発表によると年間の住宅侵入強盗の件数は毎年4万件を上回っております。

つまり1日平均100件以上ものお宅が侵入犯罪の犠牲になっているのです。

侵入犯罪の恐いところは、物が盗られてしまうことではありません。

もちろん大切なものや高価なものが盗られてしまっては非常に辛いでしょうが、本当に恐いのは、家の中で鉢合わせてしまった場合です。

最悪のケースでは、命を落としてしまう可能性もあります。

実際に侵入犯罪で鉢合わせてしまった際に、命を落としたり、暴力を振るわれ身体や心に致命的な傷を残してしまった例も年々後を絶ちません。

また被害者たちは身体が無事でいたとしても、またいつ来るのかわからないという恐怖で夜も眠れずに日々不安に苛まれてしまい、結局は夢のマイホームを手放して別の場所へ引っ越すという家族もいます。

マイホームを購入する際には、必ず侵入犯罪が起こる可能性を考慮し、『狙われにくい家』にすることを考えましょう。

侵入犯罪の半分以上、特に一戸建ての場合、大半が窓からの侵入です。

ガラスを割ってカギを開けるという古典的ですが、最も時間がかからない手口です。

だからこそ犯罪者が侵入しやすい場所に大きな窓は極力避けるべきであり、例えばその周りには歩くと大きな足音が鳴る砂利を敷くなど防犯対策をする必要があります。

技術の進歩に伴い、ガラスは簡単には割れないよう性能が向上し防犯グッズも充実してきました。

しかし同時に侵入犯罪者の技術も進歩しています。複数のプロによる計画犯が現在の侵入犯罪の主流です。

だからこそ、狙われてからの対策では十分に防ぐことができず、狙われない家にすることが最も賢い防御策と言えるでしょう。

一番の防犯対策は、生活習慣を悟られないことなのです。

一昔前の突発的な侵入犯罪と違い、現代の侵入犯罪は計画的犯行です。

公園や車の中からターゲットとする家の調査をし、何人家族なのか、いつのタイミングで家の中が無人になるのか、部屋の間取りがどうなっているのか、などを念入りに調べます。

犯罪者はとにかく安全に、短時間で目的を果たしたいと思います。

家族構成を、洗濯物や自転車の数などで確認します。

そして生活スタイルを見て、家の中が空になる時間帯を見定めます。

また、一秒でも無駄な時間をかけないよう、間取りを事前に把握しておく必要があります。

リビングから入り、最短で夫婦の寝室へ、そのために外観を見て、窓の位置などから家の間取りを確認するのです。

侵入犯罪は、起こってしまっては取り返しがつきません。

幸せな家庭が一気に不幸になってしまいます。

また、家が出来上がってから対策を考えても、できることは限られます。

住宅を建てる際に、防犯のことも考えたプラン、設計にしていただくことを意識してください。

解決策の例としてこちらの4点を取り入れた設計に!

《洗濯物は外から見えない場所に》

家族構成を悟られないよう、洗濯物は外から見えない場所に干す。

例えば中庭に洗濯物を干すことで、日当たりは良いけど外からは一切見えずに安心です。

《侵入しやすい窓を作らない》

いくらプロの犯罪者といえども、頑丈な玄関を壊して侵入するのは容易ではありません。

外から見て、侵入しやすい大きな窓が無ければ、そもそもターゲットとすることをあきらめるでしょう。

《間取りが分かりにくい外観に》

住宅に詳しい人であれば、外観を見ると窓の位置や大きさ、換気口などから間取りが想像つきます。

外観に壁面を増やすことで、家が頑丈になるだけでなく、室内の間取りが想像できないというメリットがあります。

外から見て、間取りが分からない家は、狙いづらいものです。

「自転車、三輪車は家の中に収納」

自転車や三輪車の数である程度の家族構成がわかります。

また、外出しているか家の中にいるのかも筒抜けになってしまいます。

家の中に大きな土間収納を設けることで、雨や砂埃から守るだけでなく、家族構成を悟られにくくすることができます。

こんな防犯のことまで考えれば更に安心したマイホームライフが送れますね。

それでは、

絶対に先にやるべき「資金計画」

家づくりで失敗してしまう人の殆どが、資金計画をおろそかにしてしまったことが原因と言っても過言ではないでしょう。

家は一生に一度の非常に大きな買い物です。

多くの方が数十年にわたって住宅ローンを返済するわけですから、資金計画を間違えてしまうとそのあとの人生が大きく狂ってしまうことにもなり兼ねません。

資金計画の立て方

借りることのできる金額を知る

まずは、現時点での借り入れ能力を把握する必要があります。

場合によってはクレジットの延滞や雇用形態・勤続年数によって全く借りることのできない可能性もあります。

そうなると、せっかくマイホームを計画しても購入不可能となってしまい、すべて無駄になる可能性があります。

まずはいくらまで借りることができるのかを、事前審査によって把握しましょう。

家計の見直しをする

住宅を購入すると家計の掛かり方も変わってきます。

例えば住宅ローン減税によって当初は減税があり家計がプラスになります。

しかし固定資産税が発生するようになり、電気代等も変わる可能性もあります。

また、大きく変更するものとして『保険』があります。

住宅購入の際に団体信用生命保険に入ることで、今までの生命保険の保障内容と重複する可能性があります。

これらの見直しをすることで月々の保険料を削減できるかもしれません。

無理なく返せる金額を把握する

事前審査をすろことで借りることのできる金額は分かりましたが、『借りることのできる金額』=『無理なく返済できる金額』ではありません。

借りることはできても、返済が厳しく日々の生活を窮屈にしてしまうかもしれません。

それでは、せっかくのマイホームが台無しになってしまいます。

家計の見直しをした上で、無理なく返済できる金額を把握しましょう。

住宅ローンの種類とそれぞれの特徴を知る

住宅ローンとひとえに言っても、様々な種類の住宅ローンが存在します。

それぞれの住宅ローンによって金利やサービス内容が変わっており、適した住宅ローンを選ばないと思わぬ損をしてしまう可能性もあります。

全期間固定金利を選ぶのか、それとも変動金利を選ぶのか、どの銀行のどのローンにすべきなのか、住宅会社と打ち合わせをしてそれぞれのメリット・デメリットを把握した上で決めましょう。

土地や外構、諸経費など、家づくりに掛かる費用すべてを把握する

家づくりは、建築費用だけでなく土地代金や外構費用など様々な費用が掛かります。
これらをしっかり把握して計画しないと予算を使い切ってしまい、外構にお金がかけられず、家は立派なのに外構がみすぼらしくなってしまう可能性もあります。

また、登記費用や火災保険、住宅ローンの保証料など、見落としがちの様々な費用があるので、しっかりと把握して、総予算から差し引いた上で、建物と土地にいくらまで掛けることができるのかを計画しましょう。

それでは、

賢い土地の見つけ方

住宅を購入する際に、必ず必要となってくるもの・・・それが『土地』なわけですが、すでに土地をお持ちの方を除くと、すべての方が今後数十年と生活をしていく起点となる土地を探し、決めなければなりません。

その重要な起点となる土地探しに、もし失敗してしまったら・・・

考えるだけで恐ろしいことになるでしょう。

なぜならば、家具や模様替えなどによってイメージや機能を変えることのできる家と違って、土地は一度決めてしまってからでは、その土地を動かすこともできないし、形を変えることもできないからです。

土地を決めるということは、まさに一生付き合っていくパートナーを決めるようなものかもしれません。

しかし、土地探しに十分に満足し、成功したと思っている住宅購入者が驚くほど少ないのも現実です。

どんなに理想的な住宅を建てたとしても、その建物の下にある土地に不満を持ってしまっては、家づくりに成功したとは言えず、後悔してしまうかもしれません。

では、失敗しない賢い土地探しをするために、必要なものは一体なんなのか。

そのポイントをいくつかお伝えします。

1. 土地に『良い』も『悪い』もない

一般的に土地の良し悪しを図る材料として、大きさ、形、位置(日当たり)、高低差、駅からの距離、近隣施設、学区などがあります。

多くの人が、できるだけ大きな土地で、形がよく、南側道路の日当たりの良い土地で、高低差が無く平らで、駅からの距離も近く、近隣にはスーパーやコンビニがあり、そして希望の学区内・・・そんな土地を希望することと思います。

では、もしそのような土地に巡り合えたら、土地探しは成功するのか??

というと、そうはなりません。何故かというと、そのような理想的な土地は、驚くほど高額だからです。

土地の価格というのは、一般的には路線価と面積、そして地面の状況などによって決まると言われていますが、実はもっとわかりやすいパロメーターがあるのです。

それは、、、『人気』です。

欲しがる人が多ければ多いほど、土地の価格は高くなり、欲しがる人が少なければ安くなります。

例えば、非常に条件の良い土地であっても、その土地近辺で悲惨な事件が起こったとすると、欲しがる人が少なくなり、結果土地自体は全く変わっていないのに、価格が安くなったりするのです。

先程の土地を見てみましょう。

良い条件をすべて満たしている土地であれば、大半の方が欲しがることでしょう。

結果、非常に高い土地となり、予算の多くを占めてしまう可能性があります。

どんなに条件の良い土地を手に入れることができたとしても、そのせいで予算が厳しくなり、結果、家を妥協せざるを得なくなるかもしれません。

もしくは、予定より多くの住宅ローンを組むことになり、日々の生活が苦しくなるかもしれません。

家づくりは土地だけではありません。その上に家族の希望を満たす家が建ち、そして日々の生活にゆとりを持った支払いができる資金計画を立てることが必要です。

2. 建物と土地をセットで考える

土地の価格のカラクリを把握した上で次にやるべきこと、それは「どの条件を外していくか」です。

すべての条件を満たそうとすると高額になってしまい、条件をひとつ外していくと、その分だけ安くなっていくと考えましょう。

そうすると、多くの方が「妥協」しなければいけないのかと思われることでしょう。

そうではありません。

学区や駅からの距離など、外部要因の条件は別として、土地自体の条件、例えば大きさや形、位置などは、条件が悪いからといって必ずしもマイナスになるとは限りません。

例えば、高低差のある土地であっても設計次第では、その高低差をうまく活かして、平な土地では決してできないような個性的なプランを可能にすることもあれば、北側道路の一般的には日当たりの悪いと言われている土地であっても、設計次第では、吹き抜けや中庭を組み込むことによって四方から光を取り込む明るい家にすることも可能です。

つまり、土地は設計次第で良くも悪くもなるのです。

どのような建物にするのか、それを決めながら土地を探すと、条件は悪くとも理想的な土地に出会える可能性が増えていきます。

3. まずは資金計画から

土地探しにおけるよくある失敗事例として、土地にお金を掛けすぎてしまうことが挙げられます。

良い土地を探し回った結果、条件は良いが高額な土地を購入してしまい、建物の予算を大幅に削ってしまうことになります。

特に、土地購入時には、不動産情報に載っている価格以外に、必要なお金もあります。

これらをしっかりと把握して土地を購入しないと、その分のしわ寄せが建物自体やその後の生活に圧し掛かってくることになります。

まずは、しっかりと資金計画を立て、いくらまでの土地であれば、建物にある程度の希望を叶えながら十分に支払っていけるのかを把握することが重要です。

是非とも、お家づくりのご参考にしてください。

それでは、

家事が楽になる間取り

家づくりの主役は誰が何といっても奥様ではないでしょうか?

もちろん可愛いお子様のために子育ての家が欲しい、一家の主として家族を守る城が欲しい・・・などご家族皆さまが主役であることは疑いようのない事実です。

しかし、家にいる時間が最も長く、その家の中で『家事』、『育児』という非常に重要で大変な仕事をする奥様に少しでも楽に、快適に過ごしてほしいという気持ちは、すべてのご家族に共通の想いではないでしょうか。

間取りを工夫することで、それらの負担を軽減することができるとしたら、奥様にとってどれだけ快適な生活に変わることでしょうか。
その方法を、いくつかの分野ごとに3つご紹介していきます。

奥様にとって強い味方となる間取り

1つ目は「洗濯」
子育て中の奥様であれば、最低でも1日1回は洗濯機を回す必要があります。

洗濯自体は、洗濯機が自動で動いてくれるので大した負担にはならないかもしれませんが、そのあとの洗濯物を干したり、取り込んだりする作業はとても大変なものですよね。

マンションやアパートに住まわれている方はイメージしづらいかもしれませんが、2階のベランダで干す場合、洗濯物を持って階段を上がるのは大変な作業です。万が一、足を踏み外しでもしたら、と思うと恐ろしくなりますね。

庭に干すにしても、ある程度の移動距離を重いものを持って移動するわけですから、腰や足腰に相当な負担を掛けます。
また、洗濯物を干す際に、気になるのが外からの視線ではないでしょうか。

洗濯物を他人に見られたくない、パジャマやすっぴんでベランダや外に出た際に近所の人に見られたくないなど、何かと気を使うものです。

中には、他人に見られたくないから部屋干しにしたり、洗濯物を干すためだけに着替えたりする奥様も少なくありません。

これでは、奥様の負担を軽減するどころではありません。

これらを解決する方法は、洗濯機から近い場所に干すことができ、しかも外からは見えない場所に洗濯物を干すことしかありません。

その最も賢い方法のひとつが『中庭』です。

洗濯機から2~3歩の距離にあり、しかも家の中なので、外からの視線が入ることはありません。

パジャマのままでもすっぴんでも気にする必要はありません。

これで、奥様の『洗濯』における負担は大幅に軽減できることでしょう。

2つ目は「掃除」
掃除の負担を減らす一番の方法は、収納を工夫することです。

単純に収納が少なければその分、収納以外のスペースにモノを置かなければならなくなり、部屋が散らかってしまいます。

最低限でも、一定の面積は収納を作らなければなりません。

目安としては、最低でも総面積の7%以上は、なければ家の中がいつも散らかっている状況になってしまうでしょう。

10%くらいあると、空間にゆとりをもって整理整頓ができる環境が整います。

また収納の大きさと同様に重要なことがあります。

それは、収納の数です。

収納は各部屋の至るところに数多くほしい、と思われる人が多いと思いますが、実は収納は同じ大きさであるなら少ない方が良いのです。
『小さな収納がたくさん』よりも『大きな収納がいくつか』 の方が散らからないのです。

小さな収納は、どこに何をしまったのか分からなくなる状況を引き起こし、結果としてモノが溢れかえる生活を招き、無駄な出費も増えることになります。

また収納がかたまっていると、収納内の整理整頓がしやすいため、さらに効率的に活用できるようになります。

3つ目は「子育て」
奥様の生活の中で最も大変なのが『子育て』ではないでしょうか。

特に子供が小さいうちは常に気を張って、目の届くところで見ていないといけません。

家事と育児を両立させることは大変な負担となります。

子供は外で遊びたがります。
しかし、家事をしている間に子供だけで外や庭で遊ぶとなると、気が気ではないでしょう。
なので、家事の手を一時的に止めて外に遊びに行くか、外で遊びたい気持ちを我慢して家の中で遊んでもらうか、そのどちらかになってしまいます。

子供は外のように思いっきり遊べるけど、奥様は料理をしながらでもお子様の様子が常に確認できる、そんなスペースが家の中にあると子育ての負担がぐっと減ることでしょう。

それでは、

誰もが不安な住宅ローン審査について

こんにちは。

家を建てるほとんどの方が、銀行で住宅ローンを利用されると思いますが、タイミングや選ぶ商品によって、同じ額の買い物をしたとしても、大きな差がついてしまうのが、住宅ローンの怖いところです。

そして、家づくりの怖いところでもあります。

ですから、家づくりで損したり失敗しないためには、この住宅ローンの知識を少しでもつけること、そして自分にピッタリ合った住宅ローンを選ぶことが必要不可欠になってくるわけなのですが、今回は、その住宅ローンについて、そもそも知っておかなければいけないことについてお伝えしていきたいと思います。
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住宅ローン審査で知っておくべきこと。銀行が融資を実行するということは、大きなお金を動かすということですから、貸す前の審査段階において、債務者となるあなたにお金を貸しても大丈夫なのか?お金にルーズな人じゃないのか?本当に信用出来る人なのか?ということについて調査をします。

そして、それは銀行の営業マンが、あなたのところに行って根掘り葉掘り色んなコトを聞くわけではなく、第三者機関を利用してあなたの信用調査を行います。

そこで大事になってくるのが、支払いの状況です。

車のローンがあるから住宅ローンが借りられないとか、リボ払いでローンを組んでいるから住宅ローンを借りられないとか、高い金利のところでお金を借りているから住宅ローンを借りられない、といった話をお聞きしたことがあるかと思いますが、これらは申し込む銀行によっては重要視されないこともあり、それよりも、それらの返済が遅れていたり滞っていたりする方がよっぽど心象が悪くなり審査に響いてきてしまいます。

また、意外な盲点かもしれないのですが、一番気を付けていただきたいのが、"携帯電話料金"の支払いです。

ここ最近の携帯電話の本体代金は、分割払いである場合がほとんどです。

そしてこれは"ローンを組んでいる"ということに該当します。

確かに携帯電話料金であれば、金額は小さいかもしれません。

でも、金額が小さいがゆえに、例えば振り込み忘れてしまったような場合でも、『面倒くさいから、まとめて払ったらいいかー』なんて状況を起こしやすいんですよね。

そしてこれが、住宅ローン審査において、命とりになりかねないことになってしまいます。

ですから、携帯電話の支払いには必ず気を付けていただければと思います。

ホント些細なことに思ってしまうかもしれませんが、携帯電話のせいで住宅ローンが組めないという方も決して少なくないので、そろそろ家づくりをしたいなとお考えのあなたは、決して"金額が小さいから"と侮らないよう気を引き締めて毎月の支払いをするようにしてくださいね。

それでは、、、

家を建てることをゴールに設定していませんか?

『別の会社でライフプランのシュミレーションもした結果、"9万円ぐらいなら返済大丈夫ですよ"と
言われたんですけど、やっぱり9万円も払わないといけなのか...と考えると、将来のこともあるし、不安で...不安で......もうちょっと予算を抑えることは難しいんでしょうか?』

このお客様は、共働きで、かつご夫婦ともに、安定したいわゆる良い会社に勤めていらっしゃいます。

ですから、客観的に見てみた場合、9万円ぐらいの返済額はごく一般的であるがゆえに、このお客様にとっても決して無謀な額ではないと判断されてしまいます。

しかし、家づくりをされる多くの方がそうであるように、毎月9万円も住宅ローンで返済していくとなると、やっぱり不安で不安でたまらないものですよね?

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おはようございます。

例えば、9万円の返済額から住宅ローンの借入額を計算すると、選ぶ住宅ローン商品の金利によっても違ってきますが、平均すると約3000万円ぐらいの住宅ローンを借りることが出来ます。

そして、これに自己資金を足した額が、あなたの家づくりの総予算となるわけですが、3000万円以上も予算があれば、あなた自身にとっても、そして住宅会社側にとっても、家づくりをするには、かなりゆとりがある状態となります。

例えば、それだけの予算があれば、家そのものに2000万円ぐらいお金をかけることが出来るようになりかなり理想に近い家を建てることが出来るようになるでしょうし、土地に関しても、かなり理想に近いの土地を、手に入れることが出来るようになるでしょう。

しかし、今後のことを考えると、果たしてそれは正解なのでしょうか?

おそらく、家を建てる時というのは、まだまだお子さんが小さく、お金がかかるとはいえ、決してそれほどの出費ではありません。

家族みんなが同じ空間で過ごすため、光熱費も安く抑えられるし、食費だって、それほどかかるわけではありません。

また、遊びに行ける場所も限られることから、旅費や遊び代にも、それほどお金がかかるわけではありませんし、おもちゃや衣類に関しても、親御さんが買ってくれることが多いでしょうから、それほど大きな出費があるわけではありません。

ですが、これらの費用は、子供の成長とともに、どんどんかさんでいくことになります。

当たり前ですが、食費はどんどん増えていきますよね?

光熱費だって、自分の部屋を使うようになれば、個別で冷暖房を使うようになるので、一気に光熱費が跳ね上がるようになります。

また、ここ最近では携帯電話を持つことが当たり前になりつつあるので、それを持たせただけでも、その負担が毎月増えることになりますよね?

旅費や遊び代も、入場料を取られるようになっただけでも、ずいぶん費用負担がかわってくるようになりますしね。

衣類代に関しても、例外ではありませんよね?

小学生となれば、活発に動くようになるので、体操服や靴を定期的に購入しないといけなくなりますし、部活や運動などをさせるようになれば、それ用の服も必要になれば、道具だって必要になるので、これらの費用だけでも、決してバカになりません・・・という風に、どんどんふくらんでいきます。

それに伴って、あなたやあなたのパートナーの収入が毎年増えていっているのならまだしも、もし毎年横ばいだったとしたら?

そして、突然車が故障するようなことになったとしたら?

使っていた家電製品が故障してしまった、なんてことになってしまったら?そうですよね?

そう考えると、もし可能であるならば、家づくりの予算を落とし、建てた後の暮らしにゆとりを持たせたいですよね?

さらに、私たち世代においては、老後資金ということに関しても、かなり真剣に考えておく必要があります。

なにせ、少子高齢化が進んでいっている中で、借金ばかりがどんどん膨らんでいる国からきちんと年金が支給される保証なんてないでしょうからね。

ちなみに、そんなコトまで考えると、家なんて持てないんじゃないか?と思われるかもしれませんが、老人になると、収入面への不安と死亡リスクから、賃貸住宅を貸してもらいにくくなるので、持ち家を持っておくことは非常に大切なことなので、家は早いうちに建てておいた方がいいんですよね。

少し話がそれましたが、建てた後の生活、それから老後のことを考えると、必要以上に、家づくりにお金をかけ過ぎるのは、決して賢明なことではないんですよね。

というより、少しでもその出費を抑えることで、暮らしにゆとりを持たせるようにしていただくことが大切なんですよね。

ということで、もしあなたがこれから家づくりをしようとお考えであれば、たとえ共働きで収入も問題なかったとしても、家づくりの予算については、一般論よりも少しシビアに考えていただければと思います。

そして、必要最小限の予算の中で最大限の豊かさを得られるような家づくりをしていただければと思います。

それでは、、

土地が広くなれば・・・

広い土地にゆったりとした駐車場・・
そして花壇や子供たちが遊べるぐらいの広々とした庭がある大きな家・・
家を買うと決めたなら、誰もが一度はこのような絵に描いたような家に憧れたのではないでしょうか?

確かに、広い土地が手に入れば、駐車場もゆったりとつくれるでしょうし、花壇や家庭菜園スペースもつくれるでしょう。

また、敷地内でのんびりと子供たちを遊ばせてやれるぐらいゆったりとした庭もつくれるので、子供たちは安全に遊ぶことが出来るでしょう。

しかし、地域にもよりますが、そうしようと思うと、どうしても土地の値段が高くなってしまいます。

つまり、家づくりの予算が大幅に上がってしまうということです。

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おはようございます。

ですから、予算面から考てみると、広い土地を買うということはあまり現実的なことではありません。

しかも、広い土地を買ったとしたら、家もそれに合わせてか、広くなりがちになってしまいます。

土地と同様に、家だって広くしたいと思うのが当たり前の感情ですからね。

敷地にゆとりがあれば、あれも欲しいこれも欲しいという要望を、実現しやすくなってしまうので、知らず知らずのうちに家も広くなってしまいます。さらに、庭の工事に掛かる費用だって高くなってきます。

庭が広くなれば、その分外周の距離が長くなり、そうなれば境界費用やフェンス費用も高くなるし、敷地が広くなれば、敷地の整地費用だって高くなりますからね。

庭の工事というのはけっこう手間がかかる工事で、手の込んだ工事をしようと思えば、あなたが想像しているよりも遥かに高い費用がかかってくることになるので、充分に気を付けていただければと思います。そして、敷地が広くなれば、庭の維持管理も大変になってきます。

土地が広くなれば、それだけ草が生えてくる場所も広くなるので、草抜きだけでもかなり大変な作業になります。

やっぱり、どれだけ庭が広かったとしても、草がボーボーに生え放題だったり、ゴミで散らかっていたのでは、景観的にも非常に悪くなってしまうものですからね。土地が広いとそれだけ維持管理が大変なことも頭に入れておいてください。
また、税金が高くなるのも見過ごせない部分ですよね。

まず、土地を購入した時だけにかかってくる不動産取得税が高くなります。

この税金は、60坪ぐらいの土地までであれば、控除を受ければ支払った費用が全額返ってくるのですが、それ以上となると、いくらか税金を納めないといけなくなります。そして、これから毎年支払っていかなくてはいけない固定資産税だって高くなってきます。この固定資産税は、200㎡(約60坪)の土地までに関しては、その土地の評価額を6分の1にしてくれるのですが、200㎡を超えた部分に関しては3分の1にしかしてくれません。

具体例を挙げるとすると、
坪12万円の評価の土地を購入する場合
50坪で購入するならば、12万円×50坪÷6×1.4%(固定資産税率)=14,000円の税金となるのですが、
100坪購入するとなると、((12万円×60坪÷6)+(12万円×40坪÷3))×1.4%=39,200円の税金
がかかってくることになります。

ですから、購入費用が高くなるだけじゃなく、家の費用も高くなりやすいし、庭の費用も高くなってしまう、それから維持管理費用だって高くなってしまうということをしっかり覚えておいていただきつつ、土地選びはするようにしていただければと思います。

やはり家づくりは、見栄を張らず無理をせず、現実を見据えながら、等身大の予算の中で最大限に理想を叶えるように行うべきではないでしょうか?

あなたは、どうお考えになりますか?

間違った家づくりをしないための秘訣

家づくりにおいて重要なことは「比較・検討」ではないでしょうか?

しかしながら、住宅会社によって提供する家は様々で、
どこを比較すればいいのか?悩まれる方も多いのではないでしょうか。

可能な限り理想に近い住まいを、
出来るだけ安く予算内で建てたいという気持ちは、
家づくりをする誰もが抱く想いだと思います。

しかし、過去に同じような買い物を経験したことがなく、
また世の中に数多く情報は溢れていはいるものの、
自分にとっての正解が分かりにくいのが家づくりなので、
価格にせよ、間取りにせよ、どうしても比較をすることで、
相対的に判断せざるを得ないのが現実です。

しかし、この比較方法について、
多くの方が間違った方法をとってしまいがちなので、
今回は、正しい比較方法についてお伝えしたいと思います。
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おはようございます。

一般的に、家づくりでは相見積りをとった方がいいと言われています。

もちろん、競合が存在するというプレッシャーを
住宅会社に与えるという点においては、
そうすることは決して間違っていないと思います。

ですが、例えば、相見積りをとるにしても、
家の大きさや形状、間取りが違えば、見積り金額は変わってきますし、
使う材料のグレードや品質、それから一体どこまでの工事費用が、
その見積書の中に含まれているのかによって、金額は大きく違ってきます。

ですから、相見積りを取る時は、
あなた自身がそれらを見極められるようにならないと、
実際のところは取るだけ無駄な作業になってしまいます。

また、同じ図面で、同じ材料を指定しながら、
相見積りをとった場合、大体において
値引を(多く)した会社に軍配が上がることになりますが、
そうなった場合、勝手に材料のグレードを落とされたり、
思っていたのと違う仕上げをされてしまったり、
取引業者さんに無理な値引き依頼を行なってしまったがゆえに、
雑な工事で仕上げられてしまったり、
最悪なのは、そういった会社は利益を上げることが
出来ない会社でしょうから、数年後に倒産して、
あなたの家をメンテしてくれる会社がなくなってしまう
という事態を招いてしまいかねません・・・
ですから、こういった比較の方法は、
あまりオススメ出来たものではないんですよね。

では、どのように比較していくべきなのか?についてですが、
最もオススメなのは、価格も含めて提案力を競わせるということです。

というのも、住宅会社によって
強みだったり、大事にしていることが全く違うからですし、
そういった強みや大事にしていることは、
意味があってしていることなので、
絶対にそれを踏まえた上で家の提案をしてもらった方がいいからです。

しかし、競ってもらう前にしておかなければいけないことがあります。
それは、"家の予算の算出"です。

家の予算とは、家そのものだけの金額ではなく、
外構工事やカーテン費用といった付帯費用も全て含めた予算ですね。

つまり資金計画を行なうことで、
これらを明確に出しておかないといけないということ
なのですが、この予算を明確にした上で、
その予算の中で、それぞれの住宅会社の特色を活かしながら、
その土地においての暮らしをイメージした間取りやデザインなどの
提案をしてもらうことが最も正しい比較方法です。

例えば、もしあなたの家の予算が1800万円とし、
あなたの購入する予定の土地が60坪だとしたら、
弊社では、外構工事に60万円、カーテン工事に10万円、
そして家の工事に1730万円の予算を配分し、
家族4人がゆったり暮らせるであろう25〜26坪の平屋を
ご提案させていただくかもしれませんし、
また他社においては、外構工事に120万円、カーテン工事に30万円、
そして家の工事に1650万円の予算を配分し、
30坪の総二階住宅を提案するかもしれません。

あるいは、太陽光発電の売電収入も考慮し、
1800万円よりももう300万円予算をアップさせた提案を行ない、
外構工事に100万円、カーテン工事に50万円、
太陽光発電&HEMSに250万円、
そして家の工事に1700万円の予算を配分し、
28坪総二階建ての独自工法の住まいを
提案するかもしれません。

色んなケースが考えられるので、
ここでは具体的にはお伝えすることが出来ませんが、
こういったことが、それそれの住宅会社が持つ特色というものです。

私たち家づくりのプロの本当の仕事は、
そこで住む方が本当に住みやすい家を提案することです。

それぞれの信念に従いつつです。
ですから、もしあなたが比較をされるのであれば、
絶対にその会社ごとの強みや特色を活かた上で、
それぞれの会社の提案力を競ってもらうように
していただければと思います。

それが、建てた後も、
快適でかつ、経済的にもそして気持的にも、
豊かに暮らしていくことが出来るようになる
秘訣の1つではないでしょうか?

それでは、、、

変動金利の中身を知っていますか?

住宅ローンについて知識ゼロの状態で家づくりに望んだ時には、ほぼ間違いなく"変動型"の住宅ローン商品を選ぶことになります。

なぜなら、銀行がメインで取り扱っている住宅ローン商品は固定ではなく変動ですし、不動産屋さんも変動金利をオススメするからです。

また、住宅ローンの大切さを分かっていないような住宅会社は、銀行にあなたを丸投げしますから、いずれにせよ変動をオススメされることになります。
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おはようございます。

といっても、固定金利が絶対に良いわけでも変動金利が絶対悪いわけでもなく、
そのどちらにもメリットもデメリットも存在するので、しっかりと理解した上で選ぶことが非常に重要になってきます。

ということで、まずは"変動金利"からお話しさせていただこうと思います。

変動金利とお聞きすると、金利の変化に伴って毎月のように支払い金額が変わるイメージをお持ちの方もいらっしゃると思いますが、
実はそうではありません。

変動金利の住宅ローンは、半年に1回金利が変動する可能性があります。

しかし、その金利が上がったからと言って、すぐさまその金利が反映されるわけではなく、
たとえ金利が上がったとしても、5年間は返済金額が変わることがありません。

金利が上がっているのに、それが反映されないというのは、なんだかおかしい話ですよね?

実は、ここに変動金利のカラクリが隠れています。

それは、返済金額の中の内訳(元金と利息)が変わるということです。

つまり、金利が上がれば元金の割合が減り、利息の割合が増えるということです。

例えば、あなたの月々の返済金額が75,000円で、その内訳は、元金が55,000円で利息が20,000円だと仮定しましょう。

そして、その金利が半年後に上がったとします。
すると、変化するのは返済金額ではなく、元金と利息の内訳ということになるので、
元金が45,000円となり、逆に利息が30,000円になるということなんですよね。

つまり、金利が上がると元金の減りが遅くなるので、
5年後の住宅ローンの返済額見直しの時に、返済額が大きくアップする原因になってしまいます。

でも変動金利の場合、こうなってしまった時にでも、返済負担が上がりすぎないように、『激変緩和措置』という措置がとられていて、払えなくなるほど返済額が上がるという心配は実はありません。
『激変緩和措置』とは、5年後の金利見直しの際には、最大で今まで支払っていた金額の1.25倍の金額までしか上がらないという措置です。
例えば、あなたが払っていた返済金額が75,000円だとしたら、5年後に金利が上がったとしても、最大93,750円までしか上がらないということです。
このように、リスクの高いと言われている変動金利ではありますが、もし金利が上がったとしても、たちどころに目の前の暮らしが脅かされるということはありません。

しかし、金利上昇のしわ寄せは、徐々にあなたをむしばんでいくことにはなります。

なにせ、元金が全然減っていかずに、ずっと利息ばかり払ってるってことですからね。

こうなってしまうと、いつまで経っても住宅ローンが終わらず、定年後もローンの支払いに苦しむことになる...
ローンを抱えているから、ずっと仕事がやめられない...といったような悲惨な状況を招いてしまうことになります。

また、これは極めて少ないとは思いますが、変動金利の最大のリスクは『未払い利息』といって、
支払えていない利息が積み上がっていくことです。

もし驚異的なインフレが起こり、金利が急激に上昇してしまったとしましょう。

そうするとこういうことが起こるかもしれません。
現在の返済額75,000円で、そのうち利息20,000円だとします。

それが急激なインフレになると例えば、返済額75,000円に対して利息が80,000円になってしまうということです。

つまり、元金返済が0円なのに加えて、さらに利息が5,000円支払えていないことになるという状況です。

この支払えていない利息が『未払い利息』です。

さすがにこれはないとは思いますが、
とはいえ、うちに秘めた怖さを持っているのが"変動金利"です。

このリスクを回避するためには、
いつでも金利上昇に対応出来るように貯蓄をがんがんしていくことが一番だと思います。

そうすれば、基本的には金利が低いというメリットを選択しながら、金利が上がった場合には、いつでも繰上げ返済することで、金利アップによる利息の過払いを防ぐことが出来ますからね。

ぜひ参考にしていただければと思います。

次回は固定金利についてお話させていただきます。

それでは、、、

銀行の主力商品をご存知ですか?

前回に引き続き「住宅ローン」についてお話させていただきます。

3年固定、5年固定、10年固定といった一定期間だけ金利を固定するという
特約を付けた住宅ローンのことを『固定金利選択型住宅ローン』と言いますが、
この商品が銀行が最もオススメしてくる住宅ローンです。

家を建てた当時は、僕も住宅ローンに詳しくなかったため、
当たり前のように、すすめられるがままにこの住宅ローンを選んでしまっていたわけなのですが、
(というよりこれしか選択肢がないって思っていました・・・)
なにも知らないまま銀行に住宅ローンの相談に行くと、
僕のように、銀行にすすめられるがままに、
この3つの期間の中から住宅ローンを選ぶことになるでしょうから、銀行にいきなり相談に行こうと思っている方は気を付けていただければと思います。
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おはようございます。

では今回は、この固定金利選択型住宅ローンについてお伝えしていきたいと思います。

まず、この商品は固定という表現が使われていますが、そのベースはあくまで変動金利であるため、
将来的な金利変動リスクをかなり負っており、決して安定的な住宅ローンとは言えません。

変動金利の『激変緩和措置』のような返済金額の上限が特にないため、
もし固定期間終了時に金利が大きくアップしてしまった場合、返済額が大幅にアップしてしまうということだって、
充分あり得るという怖さを持っている商品なんですよね。

さらに、固定期間が終了した際には、
・再度固定金利選択型を選ぶのか?
あるいは
・変動金利を選ぶのか?
を選択することになるのですが、
(他銀行に借り換えしなければ、全期間固定金利への移行は出来ません)
金利の優遇幅が当初よりも少なくなってしまうような仕組みになっているため、
貸出金利を決める基準となる基準金利が、借入当初の金利と変わっていなかったとしても、
残念ながら金利がアップしてしまうという商品なんですよね。

つまり、まとめるとこういうことです。

もし、選んだ固定期間が終了した時に、今と景気が変わっておらず、
基準金利が同じだったとしても、無条件で金利は上がってしまいますし、
もし景気が良くなり基準金利自体が大幅アップしてしまうような緊急事態が発生してしまった場合には、
返済額に上限がないこの商品は、一気に住宅ローンが払えなくなり、
競売に追い込まれることだってあり得るっていうことなんですよね。

ですから、この住宅ローンを選ぼうと思っているならば、
『繰上げ返済』を視野に入れておくことが絶対条件だと思います。

無理のない資金計画を立てることで、コツコツと貯金出来るようにし、
そして効果的に繰上げ返済を行い、元金を徐々にでも減らしていくことが大切です。

こうすることで、固定期間終了後の返済リスクをある程度軽減することが出来ます。

また、コツコツ貯めたお金を繰上げ返済に回さずとも、
もし金利が大幅に上がってしまった場合に備えて置いておくか、
あるいは銀行に預けていてもお金は増えませんから、
保険や外貨といった別の形で運用するのも一つの手かもしれません。
(定期預金だって決して良い利率ではありませんからね)

貯蓄出来る人であれば、このようにリスクヘッジをすることが出来ますが、
もし、あなたが貯蓄出来ないタイプの人なのであれば、この住宅ローンを選択することは、
変動金利を選ぶよりもリスクが高いことになるでしょうから、
決してオススメ出来るような商品ではありません。

ということで、"なんとなく『固定』という名前が付いているから安心かな?"とか、
"銀行の方がすすめてくれるからこれがいいんだろう"とか
"先のことは分からないし、その時が来たらなるようになる!"といった風な
安易な考えだけでこの住宅ローンを選ぶことだけは、
絶対に避けていただければと思います。気を付けてください!!

それでは、、、

オススメの住宅ローンとは?

文字通り、返済期間満了までずっと金利が変わらない商品を『固定金利』と言うのですが、収入の高低に関わらず、自己資金が少なかったり、金銭的な面で不安を抱えている方には、この商品が最もオススメです。
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こんにちは。

固定金利の最大のメリットは、ご存知の通り"ずっと返済金額が変わらない安心感"です。

ですから、変動や固定金利選択型の住宅ローンのように、『返済金額が上がってしまったらどうしよう...』という心配は一切しなくてよくなりますし、金利の見直し時に、一気に返済額がアップして困ったなんてこともなくなります。

おそらく変動や固定金利選択型の金利がアップする頃というのは、子供の受験と重る時期である場合が多いので、このタイミングでの住宅ローンの負荷は、よりいっそう苦しい状況を招きかねないものですからね。

でも固定金利にも、もちろんデメリットは存在します。まずは、"変動に比べて金利が高い"ということです。

金利が高いと返済に占める金利の負担割合が大きくなるので、借入出来る金額がどうしても少なくなってしまいます。

また、逆に借入金額を増やそうとするならば、変動に比べて毎月の返済負担を大きくしなければいけません。

つまり、家づくりを将来に渡って不安なくしたいと思い、固定金利を選ぼうとするならば、予算重視で進めていけば、土地や家に掛けられる予算が減ってしまいますし、土地や家の予算を削らずに進めていけば、毎月の返済負担が上がってしまうというというわけなんですよね。

さらに、それに追い打ちをかけるようにというわけではありませんが、固定金利を選ぼうと思うと、変動や固定金利選択型の住宅ローンに比べると、初期費用として銀行に支払わなければいけない経費が、余分にかかってしまうというデメリットも持っています。

"融資手数料"だったり、フラット35の場合であれば、それに加えて掛かるつなぎ融資の手数料や金利などですね。

ですから、資金計画時には、全体予算の中からそれらの経費も差し引いた中で、土地や家の予算を出さなければいけないわけなので、必然的に土地や家に掛けられる予算が減ってしまうということになります。

ちなみに"融資手数料"の詳しい名目は分かりませんが、変動や固定金利選択型は、金利変動リスクをお客さんが負っているのに対し、固定は金利変動リスクを銀行が負わなければいけないわけですから、そのリスクヘッジのための負担金と捉えていいと思います。

変動、固定金利選択型、固定、この3つの中でどれを選ぶべきなのかは、人によって違ってきますし、どれが正解でどれが不正解というのも、結局は終わってみるまで分からないものです。

でも、これだけは言えます。

住宅ローンを選ぶ時には、この3つのタイプのメリットもデメリットも両方しっかりと理解した上で選ぶことが大切だということです。

そして、あなたの年齢、家族構成、お子様の年齢、収入、お金の使い方、ライフスタイル、将来に対する考え方、価値観、これらも総合的に判断した上で、あなたにとって最良な住宅ローンを選ぶようにしていただければと思います。

それでは、、、

出費の連鎖反応を防ぐためには?

南側に道路が面していて、日当たりが良さそうで、土地の形もきれいな四角である。

おそらく土地を買おうと思っているほとんどの方が、こういった土地を購入したいと思っているでしょうし、実際こういった土地は、たとえ少々値段が高くともすぐ売れていきます。

しかし、せっかく高いお金を出して、そんな日当たりが良さそうな土地を買ったとしても、それを無駄にするような家づくりをしている方が多くいらっしゃいます。
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おはようございます。

いつもブログに目を通していただき、ありがとうございます。

そんなあなたは既に想像していただけたと思いますが・・・

例えば、そんな土地の場合、家の南側にはリビングを持ってくるのが一般的だと思いますが、そのリビングの南には、当たり前のように大きな窓を作ります。でもその窓の向こうには、道路があり人や車が通り、そしてその向こうには近所の家があるので、どうしても人目が気になってしまいます。

そうなると、窓を開けることも出来なければ、昼間っからカーテンを閉めっぱなしの家になってしまいます。

少し考えれば分かることなのですが、多くの方がこんな家づくりをしていることから、
なぜかこのような設計にすることが自然な成り行きになっていますし、こういう設計にしていないと批判の声を浴びせてくる方もいらっしゃるので、無難に批判されにくそうな設計にしてしまいがちです。

その結果、風通しが悪く、イマイチ明るくない家になってしまいます。
また、そのような設計で建てた家は、カーテンもほとんどの窓に付けなければ落ち着かなくなってしまうような窓の取り方をしているので、高いお金を出してカーテンをたくさん付けなければいけません。

さらに、カーテンだけでは心もとないがために、庭に高い塀を作ったり、目隠しや必要以上の手を加えたりしてしまい、驚くほど高額な費用をエクステリア費用として支払うハメになってしまいます。

つまり、高い土地を買ってしまった場合、それに連鎖して、家づくり全体の予算もどんどんつり上がっていく可能性をふんだんに含んでいるということなんですよね。

予算がたっぷりある人なら、こういった家づくりをしても良いと思うのですが、そうじゃない方は、間違いなくそうならないようにすべきです。

では、どうすればいいのか?というと、まずは『土地の予算を抑える』ことから始めることです。

実は、明るくて風通しが良いかどうか、そして暮らしやすいかどうかは、土地の形状や立地にそれほど左右されません。

つまり設計の工夫一つによって、それらの問題は解決することが出来ます。

そして、そうすることでカーテンに掛ける費用も、さらには庭に掛ける費用もずいぶんと少なくて済むようになります。

だって、アイデアたっぷりで設計された家は、窓の取り方にも工夫しているので、プライバシー性や防犯性が高いですし、デザイン性が高いことで、庭に手を入れなくても家だけで充分美しい景観になりますからね。

極端に言うと、砂利だけでも充分なぐらいです。ただし、設計をするにあたり、知識とアイデアが必要にはなるんですけどね。

そして、また常識にとらわれないということも大切になります。

なにせ必ずしも、世の中の常識が全て正しいとは限りませんからね。

仮に、土地代を300万円抑えることができ、カーテン代を30万円抑えることができ、庭代を170万円抑えることができたら、全部で500万円抑えることが出来ますよね?

そうなると、ローンの支払いで考えると、15,000円も毎月の出費が減ることになるんですよね。そのお金は貯金に回すことも出来れば、旅行の費用に回すことだって出来ますよね。

毎年1回、家を持ってからも家族旅行に行けるとしたら、

それは、とっても素敵なことですよね。

COSYでは、そんな家づくりをしていきたいと考えていますし、建てた後こそ、家族が豊かで幸せに暮らしていけるようになることが、
家づくりでは一番大切なことだと考えています。

ぜひ、あなたの家づくりに役立てていただければと思います。

それでは、、、

家づくりに失敗する最大の原因

当社にお越し下さった方には必ずお伝えしていることが
「年間6000世帯がマイホームを手放している」
という現実です。
これは、住宅ローンの返済による負担に苦しんでいる数であり
転勤などによるその他の事情は含まれていません。

"叶えたいと思う希望"と"守りたいと思う予算"。
家づくりでは、この2つのバランスをとることが、
非常に大切であり、そしてまた難しいことでもあります。
このバランスを崩さない役割を果たすのが『資金計画』です。
常に資金計画を傍らに家づくりを進めていけば、
予算オ―バーという失敗を犯さなくて済みます。

予算オ―バーをしてしまうと、
貯金を全てはたくことになったり、
親御さんに余分な援助をお願いすることになったり、
あるいは住宅ローンにその負担を乗っけざるを得なくなってしまいます。
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最悪なのは、最後の住宅ローンへの過度の負担です。
その場合、固定金利を選べば純粋に支払い負担がアップするので、
建てたすぐから、しんどい生活を強いられることになるでしょうし、
変動金利や固定金利選択型金利を選べば、
金利が安い分、建てたすぐの生活はしんどくないですが、
金利の見直しとなる3年後や5年後、10年後に金利がアップすることになり、
そうなれば、いきなり生活水準が変化してしまうという事態を招きます。

下手すれば、ローンが払えなくなり、
せっかく建てた家を競売にかけられるなんてことになりますし、
その場合でも、決してローンがなくなるわけじゃなく、
家は手放さなけばいけないわ、なのに残債は支払わなければいけないわの
二重苦を味わうことになってしまいます。

ですから、そうならないためにも
『資金計画』はしっかりと行わなければいけないんですよね。
また、同じ予算オーバーするのでも、
『資金計画』を綿密にした上でオーバーするのと、
『資金計画』を疎かにしたがためにオーバーするのでは、
全く意味合いが変わってきます。

資金計画を綿密にした上で、
予算オーバーしてしまうということは、
守りたいと思っている予算を分かっていながら、
どうしても、その枠の中で収まらなかったがために、
オーバーせざるを得ないということです。

ですから、資金計画を疎かにしたままで
家づくりを進めていってしまった場合のように、
大幅に予算が狂ってくるわけじゃないので、
その負担は決して大きなものではありません。

また、その場合でも、
「その負担がどのように自分にかかってくるのか?」を、
シュミレーションしながら選択していただく、
つまり夫婦で相談し、頭でしっかり理解した上で決断していただくことになるので、
将来的に致命的なダメージを及ぼすことはまずないでしょう。

ですから、これから家を建てようと思っているあなたは、
『資金計画』は絶対に疎かにしないようにしていただければと思います。
と言っても、どのように『資金計画』をすればいいのか?
ということが分からないと思うので、
『希望と予算のバランスをとりながら家づくりを
進めていくための資金計画のやり方』についても
ゆくゆくお伝えしていければと思います。
それでは、、、

土地選びで大切なことの1つ

土地選びで大切なことの1つ

こんにちは。

今回は土地選びについてお話させていただきます。
土地選びをされるにあたり、気になる点は?
という質問に対する答えは様々あるのではないでしょうか。
・交通の便
・土地の向きや立地条件
・土地の形状
・陽当たり
・エリア
・金額
など...
あげたらきりがありません。
購入した土地を駐車場として使用されるのであれば
条件はグッと減らされます。
しかし皆様はこれからずっと住まう家を建てるのです。
しかも気軽に買い替えもできません。
慎重になるのも当然です。
ですが土地の形状や向きは設計の力で改善できます。
又、エリアも「住めば都」という言葉通り、人には順応力があるのです。
今回は土地探しをするうえでの忘れがちなポイントを
お話しさせていただきます。
『どんな人が近所に住んでいるのか?』ということは、
土地購入を目前に控えた誰もが気になることだと思います。
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ですから、土地を契約する前に、
必ず購入しようと考えている土地の周辺を、
自分自身でリサーチすることをオススメしているわけですが、
その際、より注意を払っていただきたいポイントがあります。
それは『北側に建っている家に住まれているのはどんな人たちなのか?』です。
なぜなら、あなたが家を建てたなら、
その家は確実に日当たりが悪くなり暗くなってしまうからです。
そしてそうなれば、
なんらかのトラブルが起こってしまうかもしれないからです。

あまり、詳しくお伝えは出来ませんが、
過去にこういったコトが起こりました。
それは、、、

北側に建っている家の方が、
無理難題を言ってきたということです。

あるケースでは、
『すでに工事にかかっている家を前に寄せろ』と言ってきました。
また、あるケースでは、
『リビングの中が丸見えになるから目隠しを設置しろ』と言ってきました。
しかし、いずれの場合も、
出来る限り北側にスペースをとっていましたし、
もちろん法令にも全く違反もしていませんでした。
むしろ、よりいっそう配慮していたぐらいです。
でも、コチラ側の最大限の配慮も、
そういった方たちには全く理解をしていただけませんでした。

そして結局、これから先の暮らしやお付き合いのコトを考えたらと、
どちらのお施主様も、なんらかの譲歩をせざるを得なくなってしまいました。
なんの責任もないのに・・・

ですから、北にすでに家が建っている土地を購入する際には、
しすぎるぐらい注意するに越したことはないということなんですよね。

ですが、この話は逆の立場としてもまた、
考えておかなければいけないことでもあります。

もし、あなたが購入を考えている土地の南側には、
今現在はなにも建っていなかったとしても、
そこが田んぼや畑だとしたら、
もしかしたら将来的にそこには家が建つことになるかもしれません。
そして、そうなれば間違いなく日当たりが悪くなり、
家の中が暗くなってしまうことでしょう。

しかし、そうなってから、
南側の土地を購入し家を建てる方に、文句を言ったのでは、
お互いが気まずくなるだけでなんの良いこともありません。

ですから、そうならないように、
家を建てる時点で、そうなるかもしれないことを想定しつつ、
設計プランを練るようにしなければいけないんですよね。

もし、あなたが土地購入から家づくりをしなければいけないのであれば、
そういったことにも配慮しつつ、
土地選びや家の設計をしていただければと思います。

そして、特に北側に建っている家の方がどんな方なのか?を
しっかりとリサーチすること、
それから家の着工までに良い関係性をつくるようにすること、
この2点を心がけていただければと思います。
その土地は、あなた自身が一生住むことになる土地ですからね。
その一手間を惜しむようなことだけはしないで下さい。
ぜひ、参考にしていただければと思います。

それでは、、、

予算をアップさせずに高性能な住まいを建てるためには?

東日本大震災以降、北陸地区で生活をしている私たちにとっても
地震は決して他人事じゃないようになりましたし、
住宅業界では、耐震によりいっそう配慮しつつ
家づくりを行うようになりました。

もちろん弊社でも、地震に強い家を意識しながら
間取りプランの提案をさせていただくようにしていますし、
使用する材料などにも配慮するようにしています。

住宅に「耐震性」を求めるのは当たり前のこととなりました。
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おはようございます。

さらには、2016年に熊本で起こった地震により、
住宅業界では、さらに地震への意識が変化していくことになりそうです。

というのも、、、
この熊本の地震は、阪神大震災や東日本大震災と異なり、
震度7クラスの大規模な地震が2回も起こったことで、
耐震等級2を取得している建物が倒壊したり、
大手有名ハウスメーカーの家も倒壊してしまっている
という状況が起こっているからです。

つまり、阪神大震災では火災、東日本大震災では津波によって
多くの家屋が被害を受けたのに対し、
今回の熊本では、純粋に地震によって
本来地震に強いであろうはずの家までもが
被害を受けたということなんですよね。

この影響を受け、耐震等級そのものも見直されることになるかもしれませんし、
耐震だけじゃなく、制震への意識がより強まることになりそうです。

となると、建築コストがさらにアップすることになります。
(制震テープを施工すれば1軒につき数十万円かかりますし、
制震ダンパーだともっとコストがかかりますからね)

またそれに加えて、
家から排出される二酸化炭素を減らすための取り組みとして、
住宅のゼロエネルギー化がいよいよ現実味を帯びてきつつあり、
そうなると、断熱性能の強化や太陽光発電の設置なども義務化され、
数年前に普通に建てられていた家に比べると、
建築コストが数百万円アップすることになります。

つまり、家づくりのコストは数年前と比較しても、
遥かに高くなってきているということなんですよね。

確かに、太陽光発電を設置すれば10年間は光熱費が実質上0円みたいなものですし、
断熱と気密性能をアップさせれば、冷暖房効果もアップするので、
さらなる節約効果があることは間違いないですが、
それでも、初期費用として数百万円もアップすることにはなってしまいます。

ですから、これからの家づくりでは、
根本的な性能アップによる建築コストアップに対して、
なんらかの対策をうっていかなければいけません。

だって、収入が年々上がっていくような時代じゃありませんし、
たとえ光熱費が安くなるといっても、
ローンに大きな負担をかけていくような家づくりをしてしまったら、
後から後悔することになりかねませんからね。

それでは、、、

価格の高い土地は、○○も○○も高くなる?

土地を買おうと思っている大多数の方が狙っている
『南に道路が面していて日当たりが良さそうな(形が良い)土地』は、
陽がよく当たるため全ての部屋がとっても明るそうですし、洗濯物もよく乾きそうですし、非常に快適なイメージがあるでしょう。

「多くの方が欲しい土地」=「人気のある土地」=「価格が高くなる」
このように土地の価格は上昇してしまいます。

では、希望通りの高い土地を購入したら、快適な環境となるのでしょうか?
現実は、そうでもないものなんですよね・・・
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おはようございます。

今回はその理由についてからお伝えしようと思います。

まず、南道路の土地で設計する場合、安直に考えれば、
家の部屋全てを陽がたっぷりと注がれそうな南側に配置します。

そして、それらの部屋の南面には大きな窓をつくります。

そうなれば、確かに建築途中だったり、
お引き渡し時点では非常に明るいでしょう。

つまり『住むまでの間』はということです。

しかし、住み出した途端全員がカーテンをそこに設置します。

当たり前ですよね?

だって、もちろん透明ガラスを使っているでしょうから、
外から丸見えですもんね。

となれば、せっかく高いお金を出して
価格交渉が出来ない割高な土地を買い、
高いお金を出して大きな窓をたくさんつくり、
明るくて過ごしやすい家にしたはずなのに、
さらに高いお金を出して、カーテンを購入し、
その明るさを殺してしまうってことになるんですよね・・・

しかも、それでも防犯面やプライバシー面で不安が残るからという理由で、
庭に高いお金を出して塀をつくったり、植栽をたくさん植えたりして、
さらなる出費をしようとしてしまうんですよね・・・

となれば、土地代だけじゃなく、
カーテン費用や庭の費用もかさんでくるということになるので、
全体予算も高くなってしまいますし、
なのに、それだけ余分に出費したにもかかわらず、
思いのほか家の中が暗く、朝からずっと照明なしでは過ごせない・・・
ましてや窓が開けられないので風通しも良くない・・・
なんてことになってしまいます。

ですから、誰もが狙っているような土地は、
ただ単に土地代が高いからという理由だけじゃなく、
先程ご説明したような理由からも、あまりオススメはしてないんですよね。
また、もしそういった土地を購入したとしても、
一見誰もが狙ってなさそうな土地の場合と同様に、
直射光と天空光の2つの光を巧く利用しつつ、
当たり前の設計とは全く違う設計にて提案させていただくので、
そのような理由からも、わざわざ土地に
必要以上のお金を出していただかなくていいと思います。

どんな土地でも、その土地のメリットとデメリットの両方を巧く利用しつつ、
あなたのご家族が暮らしやすいように、
その土地の合わせて設計していくのが『注文住宅』ですからね。
ということで、限られた予算の中で最大限に
理想の家が建てられるようになるためにも、
土地に必要以上にお金を使わないようにしていただければと思います。

それが、あなたが考える理想の予算の中で、
家づくりを実現させる最大の秘訣ですから。

それでは、、、